僕は、すごく面白く読めました。

底抜けブラックバス大騒動

底抜けブラックバス大騒動


最初の方、「ああ、『外来種』と『侵略的移入種』は区別しないとツッコミが……」などと不遜きわまる思いもあったんですが、杞憂でした。

生物多様性保全はした方がいいって書かれているのも、納得でした。

生物多様性保全の理由が情緒的な人間中心主義の……というのも、ちょうど昨日のレスで書いたこととダブってたんで「うんうん」と。

トキの話も、ネットでは前から言われたことだとは思いましたが、得心。

「ナチズム」云々は、刺激が強すぎて(;´▽`A``。
池田先生の書かれたことで、人間の命が一番大事というのは普遍的云々のくだりには異論ありです。脱線話ですけども。

「ナチズム」云々は置いておいて、ゼブラさんも、まあゼゼラさんの著書は傑作と思ってますが、また種類の違う本なんで別にして、多少、ランキングが変わったんじゃないかと思いましたけど……駄目ですか?(^^;;

細かい点はいずれ……。

ゼブラさん、ありがとうございます。

僕にもよく理解できます。

> 「他人の楽しみを邪魔することが楽しい」からバスを問題視している人なんているのかな?

 た、確かに……(汗)。僕は素通りしてるとこだな(汗)。
 文章的には、池田先生的には、「錦の御旗をおっ立てて、自分を『正義』という場に身を置いて他人を批判する人間が気に入らない」の方がまだ、一般論としては了解、という人が増えそうですね。

> 「ブラックバスが日本の生態系に影響を与える」ことは否定できないということが環境省の会議で合意されたことです。

 これは、僕は池田先生の話の方に説得力を感じちゃいますね。
 「『で、また国境? なんだか腑に落ちないこと」に書いたように、生態系単位で考えれば、「日本の生態系」といってひとくくりにしてしまうことに違和感を感じることが一つ。

バスの場合は、すでに定着して久しいものがありますから、個別に、「想定外の事態」や「既存生態系の攪乱」(多分、後者は池田先生は問題ないと考えられている)が起きたかどうか、ダム湖から野池まで程度や保護すべきプライオリティーも含めて色々とあると思うのが二つ。

三つには、水体の場合、根絶がほとんど無理に等しいと言われていること。それで「啓蒙の効果」しか見込めないのに、リリ禁にしたり、というのがあります。

 ただ、3つめについては、利用派側の問題も非常に大きいと思っていますが……。

> 「麻薬は規制すべきだ」右から左まで同じ論調だからといって池田さん批判しますか?

 なるほど。納得です。

> でも読み始めると、繰り返されるのは生物多様性の概念自体の否定なんですね。
> 原理主義者の否定なんてこれっぽっちもない。そりゃそうです。架空の論敵なんですもの。

 ゼブラさんの常からの持論ですね。
 池田先生的には、「生物多様性保全なんて底が抜けているのだから、保全できるならすべきなのは当然だが、優先順位の上位に置くようなことではないのに……」という文意なんですかね。で、「生物多様性保全」を優先順位の上の方に持ってくる人を「原理主義者」と呼んでいる、と。
 ただ、確かに、個別具体例・具体名が必要ですかね。

 2chのログって転載しちゃまずいのかな??


 それと、もしお暇なときがあったら、「イタい」とかそういうの抜きにですね(汗)、僕のブログの一般論(て書くとまた怒られるかな?)の、「キャッチ&リリース」の偽善を言う「食べて成仏」の偽善、とかそのあたり、賛同いただけるか、どこが間違ってるか、建設的な検証、お願いします<(_ _)><ギャラはでないのでお暇なときに……。

ブラ汁さんへ

> 「普通のバサー」に罪悪感持たせないためだけ

> デラちゃん、君もそれに一役買ってるよ(w  間違いなく。

 「普通の」っていうのは、ヤンキー無法釣り人でも、違法放流者でもないという意味における「普通の」ですよね?
 だったら、罪悪感持つことないと思いますよ。

 それと、ブラ汁さん、その言い方はないでしょ。
 ブラ汁さんの「便所の落書きから有用な情報を見つける読む側の問題」っていうのは、一面の真理ではありますけど、直接民主制にも通じる読み手だけに非常に負担を強いる行為だと思います。実際、自分がある程度でも明るい問題以外で、氾濫する情報のメディアリテラシーっていうのは、ほとんど無理だと思ってます。

 あと、秋月さんは、「犯罪的」じゃなく「犯罪」「犯罪幇助」「犯罪教唆」ですね。
> バス釣り黎明期に放流を行っていた人たちだって「慎重に」とか(w 
> ある程度後ろ暗い行為だとは間違いなく認識していた。

 「間違いなく」って断言する根拠はなんでしょう。
 「慎重に」っていうのは、当時、京都のGHQに要請されて、バスを移送する際に、「死なないように慎重に」ということで、実際には、秋月さんが書かれていたように、使命感その他の方が先に立っていたと思いますよ。
 木村英造先生の「淡水魚にかける夢」お読みになりましたか?

 これについては、僕が引用した秋月氏だって書いているじゃないですかあ。

> 今、下手に「当時の行為を断罪するな」と言ったとしても、ご本人達は
> 困っちゃうんじゃないんでしょか?

 だからそんなことないですってば。当時の倫理観に外れてはいなかったし、事後法で裁くんだったら、武田信玄の時代劇を喜んで観てる人って一体……。

 断罪って事後法で?

 僕らは、断罪するんじゃなく、先人たちの成功例のみならず失敗例からも「学ぶ」んです。「断罪」じゃなく。


 やっぱり、ブラ汁さんは、人をささくれ立たせる名人だ〜。ブラ汁さんだけブラ汁さん対応モードにしなきゃ駄目かも。